ファミリーキャンプを始めた頃の我が家は、フツーの家庭用布団を使っていました。
しかし数回のキャンプで不具合が続出。
布団が湿気を吸って、底冷え。
地面の石の影響で寝れない。
収納性が悪い。
そんなこんなでインフレーターブルマット(エアーマット)を購入することに。
マジ、早く買えばよかった。。
我が家のキャンプギアの中では、1位を争うレベルで感動。
不便を感じるのがキャンプの醍醐味ではあるけど、
ということをまざまざと教えられた一品です。
車中泊用のインフレータブルマットですが、完全なキャンパー目線での使用レビューをお届けします。
☆フィールドアのインフレータブルマットがオススメなポイント
☆Sサイズを購入するメリット
☆使用する際の注意点
以上を解説!
購入を検討している方の参考になれば幸いです。
我が家が購入したのは【Sサイズの厚み10cm】
2020年4月から30泊以上をカマボコテント3Mで使用しました。
FIELDOOR(フィールドア)のインフレータブルマット
2020年あたりから、キャンプ系の商品展開に勢いのあるフィールドア。
もともと、車中泊を中心としたアウトドアジャンルをターゲットとしていた為、マットなどの寝具には実績があり。
おまけに価格が良心的(破壊的)とあって、コスパ重視のキャンパーの方々に、流行るのは必然だったと想像できます。
そんなこんなで”失敗したくない”我が家も購入するに至りました。
ラインナップ(S、M、L)
サイズ | S、M、L |
カラー | ブラウン ブラック カーキ(Sのみ) |
材質 | ポリエステル 高密度ウレタンフォーム |
厚み | 5cm / 10cm |
車中泊用インフレーターマットとして販売されています。
厚みに関しては、オールシーズンの使用を想定して10cmを推奨します。
サイズ
収納時のサイズがまあまあデカいです。
車載を考慮すると現実的なサイズは、SかMかと思われます。
ちなみに我が家は車載スペースに余裕がなく、MとLサイズは除外しました。
車の大きさ、使用人数を考慮して検討しましょう。
以下は、筆者がオススメするマットの厚み10cmのスペックデータです。
Sサイズ(厚み10cm)
展開時サイズ (約) | 60cm×188cm×10cm |
ウレタンサイズ (約) | 54cm×182cm×10cm |
収納時サイズ (約) | Φ28cm×68cm |
重量 (約) | 2.7kg |
Mサイズ (厚み10cm)
展開時サイズ (約) | 90cm×195cm×10cm |
ウレタンサイズ (約) | 84cm×189cm×10cm |
収納時サイズ (約) | Φ 24cm×92cm |
重量 (約) | 4.1kg |
Lサイズ (厚み10cm)
展開時サイズ (約) | 120cm×195cm×10cm |
ウレタンサイズ (約) | 116cm×191cm×10cm |
収納時サイズ (約) | Φ25cm×122cm |
重量 (約) | 5.6kg |
10cmの厚みで地面の影響を受けにくい!
ごつごつした地面でも躊躇しなくてOK!
パっと広げるだけで、地面の影響のほとんどを遮断。
弾力のある材質も相まって、このマット単体で十分な性能を発揮します。
ちなみに我が家ではこのマットの下には何も敷いていません。
底冷えしにくい
【マットを使用した期間】
・3月上旬から11月末まで
※雪中キャンプはしていません
【気温】
・最低気温⇒5℃以下
・霜が降りる日もチラホラ
上記条件のもと、マット単体での寝泊まりを行いました。
結果は、家族全員問題なし。
「寒くて寝れない!」といったこともありませんでした。
しかしながら寒さの耐性は十人十色。
参考までに、寒くなると足がつる妻(冷え性)が問題なく快眠できた装備を記載しておきます。
冷え性の方向けの装備品
シュラフはコレを使用しています。
我が家では、一番あたたかいスペックの寝袋になります。
【就寝時の妻の服装】
・インナーはヒートテック
・保温性のある上着、ズボン
・ダウンジャケット
・ホッカイロ
こんなところです。
マット自体の冷気遮断性能は十分だと思いますので、シュラフや服装の選定をしっかりと行うことをオススメ致します。
耐久性抜群(破れ、穴あき無し)
30泊以上使用しましたが、穴あきは無し。
シーツなども使用せずに寝ていますが、マット表面に劣化はみられません。
まだまだ現役でイケそうです。
ただし、子供のヨダレはひたすら蓄積されています。。
空気を出し入れするバルブは、大型の2重構造(2021年現在の最新仕様)。
割と雑に扱っているのですが、ちぎれそうな雰囲気は今のところ無し。
強度、耐久性ともに好印象です。
柔らかめの寝心地を追求する方の為に、我が家も実践している方法をご紹介。
☆空気を抜いて硬さを微調整
☆写真のバルブを開けっぱなしにする
どちらでもOKです。
厚み10cmの恩恵でお好きな柔らかさを選ぶことができますよ。
Sサイズがオススメなポイント
インフレータブルマットの耐久性や性能に関しては文句なし。
ということで筆者が購入したSサイズのメリットについてお伝えしていきます。
取り回しが良好
我が家では、グループキャンプの場合【カマボコテント3M】のインナーテントを2カ所設置する場合があります。
時には、インナーテント内の人数が均等にならないことも。
そんな時は、Sサイズの出番。
マット1枚単位であっちに行ったり、こっちに行ったり移動しやすいのは助かるポイント。
「ママの部屋で寝たい!」
「友達だけで寝たい!」
などワガママな子供の要望にもすぐに応えることができます。
もちろん本来の使用用途である【ソロの車中泊】でもパッと広げるだけで効果を発揮。
車内のデコボコもかなり緩和されます。
☆寝室が複数ある場合に人数調整が容易
☆子供1人だけ他のテントにお邪魔する
☆ソロの車中泊
家族4人のインナーテントに対応可能
【インナーテントのサイズ】
W280×D220×H170
(単位:cm)
カマボコテント3Mのインナーテント内に敷くとこんな感じ。
写真のようにマットの向きを変えてもSサイズ4枚がキッチリ収まります。
大衆的なツールームテントやドームテントなら4枚は確実に入るでしょう。
⇒D220cmでジャストフィット。
⇒W280cmならやや余裕あり。
コットの上で使用可能
こんな使い方もアリ。
Sサイズなら、ソロ、ファミリー問わずに汎用できるので、コスパ面はかなり良好だと思います。
ちなみに写真のコットはフィールドアのコチラ↓
Sサイズなら1人で畳みやすい
設営、撤収の全てを一人で行っているファミリーキャンパーの方いませんか?
(はい。私です。)
それならなおさらSサイズが選択肢に入ります。
膝でマットの空気を抜きながらキャップを開け閉め。
まぁまぁ重労働です。
「MやLサイズを一人で畳むのは大変」といった口コミが見受けられるのも納得。
お母さんが子供の相手をしながら料理。
お父さんは黙々とマットを畳む。
撤収の朝って時間ないですよね。
こんなよくあるシーンに、Sサイズが貢献してくれると思います。
Sサイズの寝心地感想
自撮りの為、なんともキワドイ写真に仕上がったことをお詫び申し上げます。
決して怪しい意図はありません(苦笑)。
ほぼ平均的(?)な体形である筆者の寝心地感想になります。
☆身長172cm
☆体重65kg
☆中肉中背
☆肩幅も普通
☆腹部の肉が気になる年頃
購入前は、サイズが小さすぎないか心配していたのですが、
「ちょっと肩幅狭めだけど、全然寝れるじゃん」
くらいな感想に落ち着いています。
筆者くらいの体形なら、そこまでストレス無く寝られるでしょう。
女性の方なら、かなり幅広い層をカバーしてくれることが期待できます。
そんなこんなで、Sサイズは”欲張らない方”にはもってこいな絶妙感を備えています。
【Mサイズ以上もアリな方】
・身長180cm以上のゴリマッチョ
・寝返りを打ちまくりたい寝心地追求派
Sサイズなら車載時も小回りが効く
等価交換の法則は、ここにも存在しています。
みんなの快眠の為には、犠牲が必要です。
大きなサンドバックが、愛車を埋め尽くすことは覚悟しましょう(苦笑)。
ただし、Sサイズなら車内のあっちこっちにバラバラでねじ込めます。
”小回りが利く”のは、車載時に大きなアドバンテージになりますよ。
連結ボタンは無意味
このマット唯一の欠点がコレ。
一応連結できる仕様になっていますが、不合格と言わざるを得ません。
とにかく、すぐに外れてしまいます。
頑張って4枚全部連結させたとしても、子供が乗った瞬間に無に帰されることでしょう。
あーあ(苦笑)。
この仕様はむしろ無くして、価格に反映させるのもアリだと感じるレベル。
子供が小学生くらいならあまり気になりませんが、幼児のお子さんと添い寝したい場合は、Mサイズ以上を選択するほうが無難ですね。
枕もセットで購入するなら滑り止めは必須!
フィールドアのインフレータブルピロー(エアー枕)を一緒に購入したのですが、お互いの表面材質がツルツルで、相性はイマイチ。。
寝ている間に枕が滑りまくり、快眠を妨げる事態となっていました。
そんな悩みを解消してくれたのが、100円ショップ(ダイソー)の【滑り止めシート】です。
これを一枚敷くだけで、効果はバツグン!
長い間我慢していた我が家ですが、早く試してみればよかったなと後悔するほどに価値ある一品となりました。
寒い季節は、寝袋(シュラフ)のフードに枕をINするのもありですが、夏場もキャンプしまくるよって方は用意しておくことをお勧めします。
下記のようなシートなら大体OKだと思いますので、一応紹介しておきますね↓
月並みだがコスパ最強としか言えない
☆厚み10cmで寝心地良好
☆耐久性、冷気遮断性能が抜群
☆他社より安価
我が家が長らく愛用するフィールドアのエアーベッドをレビューしました。
初心者の方でも購入しやすい価格設定な上に、この高性能となると、唯一無二のコスパ最強マットであることは確かでしょう。
キャンプ、車中泊、自宅使用どれをとっても不足なしだと感じます。
ここまでSサイズのメリットを解説しましたが、車載をクリアできるならM、Lサイズも選択肢に入ります。
ただしマットの厚みは10cmを選ぶことを強くオススメ致します。
とりあえずこのマットを使用してみて、新たな好みや方向性を掴んでいくのもアリかなと思います。
【2022年8月現在】
販売価格に大きな変動は無し。
2人分以上を購入予定なら、セットでの購入がお得です。