雄大な自然が色濃く残る長野県小谷村に、グランピングも可能な〔眺望の里キャンプ場〕がオープンしました。
筆者の率直な感想になりますが、【最高の景色】を優先するキャンパーなら来ない理由はないと感じる絶景でした。
利用時の注意点も含め、レポート致します。
眺望の郷(ちょうぼうのさと)キャンプ場
🔷営業期間 4月下旬~10月下旬
🔷住所 長野県北安曇郡小谷村中小谷
🔷TEL 090-7403-7147
🔷標高 約1,000m
🔷平地との寒暖差 約-6.5℃
アクセス

国道148号線から小谷村へ入り〔宮本橋〕を渡った後は、細い山道を登ります。
道中には、看板が設置されていますので迷わずたどり着けるでしょう。
ただし、ラスト10分の山道には要注意!

もはや、マリオカ〇ト顔負けです。
車両のすれ違いも厳しい箇所が多い印象で、運転技術に不安がある方はヒヤヒヤしながら登ることになるでしょう(苦笑)。
道中には民家も点在している為、最徐行が必須となります。
駐車場

キャンプ場入口は、駐車場になっています。
繁忙期は、部分的にキャンプ場専用駐車場となるようです。

先ずは、坂道を上り受付を済ませましょう。
〔設営までの手順〕
①受付
②サイト近くまで車で乗り付け
③荷下ろし
④駐車場へ戻る
道具運搬ルート

上記写真が、サイト近くまで道具を運搬する為の車両通行ルートです。
ハイエースクラスでも通行は可能ですが、如何せん道幅は広くありません。
運転技術に自信のない方は、係の方に助けてもらいましょう。
基本情報
予約方法 | TEL 予約サイト〔なっぷ〕 |
チェックイン | 14:00~18:00 |
チェックアウト | 翌11:00 |
トイレ | 洋式あり |
シャワールーム | 無し |
直火 | 禁止 |
ゴミ捨て場 | あり |
ペット同伴 | 可能 |
スマホ電波 | 有り |
支払い方法 | 現金 |
施設利用料金
中学生以上 | 1,100円 |
小学生 | 600円 |
小学生未満 | 無料 |
基本料金として、上記の施設利用料が発生します。
ちなみに、ゴミを持ち帰る方は100円のキャッシュバックが受けられるそうです。
販売品、レンタル品

薪 | 1,000円 |
レンタル用品 (約20点) | 100円~2,000円 |
サイト情報
キャビン&テント

利用料金 | 50,000円~ 70,000円 |
サイト数 | 1サイト |
利用人数 | 最大10名 |
AC電源 | 有り |
大人数でのグランピングならコチラです。
BBQセットを含め、キャンプを存分に楽しめる雰囲気がありました。
室内には、ストーブも設置されており寒い季節も安心です。
ウッドデッキプラン

利用料金 | 4,000円~5,000円 |
サイト数 | 8サイト |
サイトサイズ | 4m×8m |
人数制限 | 6名まで |
眺望の名の通りに、絶景を満喫できる看板サイト〔ウッドデッキプラン〕です。

炊事場、トイレ、駐車場に近く快適に過ごしやすいのが、C-1からC-3の3サイトです。
なるべく楽に過ごしたいファミリーキャンパーは、率先して選択しましょう。


筆者の主観ですが、景色最優先なら上記写真の〔C‐4〕がオススメな印象です。
夜には、小谷村の夜景もバッチリ眺められます。

奥に進むと、デッキ中央に木を残している珍しいサイトも。
ツールームテントは設営しにくいかもしれませんが、木にランタンを掛けるなど、工夫次第で違った楽しみがありそうです。
快適優先→ C‐1~C-3
景色優先→ C‐4
穴場→C-7

いずれにせよ、ウッドデッキであればいい景色を望めるのは確かです。
常設テント(ウッドデッキ)
利用料金 | 20,000円~ 30,000円 |
利用人数 | 5人程度 |
AC電源 | 有り |
ウッドデッキ全8サイトのいずれかに用意されるお手軽プランです。
季節や混雑状況次第で、設営されるサイトが変わる可能性があるようです。
事前にキャンプ場に確認してみて下さい。
フリーサイト

利用料金 | 2,000円 |
サイト数 | 20サイト |
キャンプ場入口と奥には、フリーサイトが用意されています。
まだ整備を進めている最中のようなサイトもあり、サイズや雰囲気が様々な印象でした。
景色は、ウッドデッキに劣りますが、料金的にフレンドリーです。
ヘビーユーザー向けのサイトといったところでしょうか。
キャンプ場入り口側(D-1、D-2)


景色を優先する場合は、キャンプ場入り口側のフリーサイトがオススメです。
サイトのサイズ表記がありませんが、おそらく4人用ドームテントでピッタリくらいだと思います。
ひっそりしたい方やソロキャンパー向けかなと感じます。
キャンプ場奥側(D-3、D-4)

各サイトのスペースは、キャンプ場手前側よりもやや広い印象です。
ドームテント+タープでちょうどいいかなと思います。


キャンプ場奥側は、木々が生い茂りロケーションはもう一息といったところ。
ただし木々の恩恵で、ウッドデッキよりかは風除けができそうな雰囲気は感じられました。
周辺にはドッグランが併設されているようで、ワンちゃん連れならココも視野にはいるかもしれません。

地面には、フカフカのウッドチップが敷き詰めてありました。
筆者が利用した感想
C-1にツールームテントを設営

筆者家族は、駐車場から最短の〔C-1〕を利用しました。

ウッドデッキのアンカーはネジ止め
以前は専用のアンカーペグが用意されていましたが、不都合が多かったのか2022年現在はネジ止めを採用しています。

テントの自立に必要な縦側(計4点)は、上記写真の部分を利用してペグダウンとなりました。
カマボコテントの場合は、このあたりしか選択肢がないと思います(筆者の頭脳ではこれが限界)。

テント側面は、利用できそうな部分がなかったので、ネジ止めはせずにガイロープ(張り縄)のみとしました。


ウッドデッキ周辺の地面は程よく固めです。
ピンペグよりかは、鍛造ペグの使用をオススメします。
景色の良い西側は遮蔽物がありません。
西風が気になる場合は、長めのペグをしっかり打ち込みましょう。
ウッドデッキのサイズ感

テント外に食事スペースを設けましたが、4人でギリギリといった感じでした。
テント外で広々と過ごしたい場合は、ドームテントにメリットがあるでしょう。


ツールームテントの場合は、フルオープンで景色を眺めながら食事した後、イスのみで焚火を囲うと快適に過ごせると思います。
ウッドデッキでの焚火は可能ですが、デッキを焦がさないように注意が必要です。
焚火台の選定を含めて、対策をキッチリしておきましょう。
近くの水場が便利

C‐1とC-2の間には、水場が用意されています。
湧き水なので、水圧は低めのようですがとっても便利でした。
バタバタと動きたくない方に、C-1はオススメです。
薪販売あり

確認しませんでしたが、桜の木のようです。
燃やした際に、桜の香りがしたような気がします(気がしただけかもw)。

少し太めですので、使用する前に薪割りしたほうがいいでしょう。
景色を堪能しよう!

焚火をしながらボーっと至福のひととき。
爺が岳(長野県大町市)から明星山(新潟県糸魚川市)までの山々を一望できるサイトがキャンパーを歓迎してくれます。
気が付いたら片付けの時間になってしまいました。
とにかく景色だけでお腹いっぱいになれますよ。
場内は桜がいっぱい!

写真は、5月上旬。
場内には150本ほど桜の木があるそうで、満開に咲き誇っていました。

ソメイヨシノ、八重桜、オオヤマザクラなど種類は様々で、5月のゴールデンウイークあたりまでお花見が楽しめますよ。

絶景の山々に加えて、桜まで拝めるとは。。
このキャンプ場マジ反則です。

夜は場内がライトアップされており、とっても幻想的でした。
照らされているソメイヨシノ(たぶん)が満開のタイミングなら夜桜も最高ですね!

場内に植えられた花々もいちいち風流です。
筆者の邪悪な心も浄化されていくのがわかります。
キャンプ場の生き物たち

10月に訪れた際の写真です。
キャンプ場周辺には、木から落ちた栗がいっぱい。
自然がそのまま維持されたキャンプ場ならではの光景が広がります。

カマキリに出会うこともできました。
中々のビックサイズ!
夏には、激レアのミヤマクワガタなどがゲットできたりすることもあるようです。
子供達にとっては夏が超ハイシーズンになる気配がプンプンします。
トランポリン設備あり

地方キャンプ場には珍しく、トランポリン設備が無料開放されています。
好きに遊んでいいとわかると、子供たちは大盛り上がり。
設営などが忙しいパパ、ママは、ここに子供を投げ込んでおとなしくしてもらうのもありでしょう(笑)

筆者もノリノリでジャンプしてしまいました。
張りがしっかりしていて大人でも十分楽しめましたよ。
トランポリンからの景色がこれまた最高♪
トイレ、炊事場


炊事場は管理棟横の一カ所です。
各種ゴミ捨て場も併設されています。

トイレは汲み取り式のようですが、近年改装された雰囲気があり比較的キレイでした。
使用するにあたり抵抗はなく、ファミリーでも問題ないと思います。
夜間の道中は暗い為、手持ちライトは持参しましょう。

こちらは男女兼用のトイレです。
周辺施設
キャンプ場までの道中を考慮すると、買い出しは済ませてから向かった方が無難かと思います。
以下の施設を参考にしてみて下さい。
糸魚川IC側
マックスバリュ 糸魚川店
道の駅 小谷
サンテインおたり(温泉施設)
白馬村側
ローソン 小谷店
ザ・ビッグ 白馬店(白馬側)
スノーピークランド ステーション白馬
眺望中毒になる危険性あり

サイト数も少なめの秘境感漂う絶景キャンプ場をレポートしました。
筆者がレポートしたキャンプ場の中では間違いなく、一二を争う絶景キャンプ場でした。
「ひっそりと静かに感動を味わいたい」
こんな方は、是非足を運んでみて下さい(^^)
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眺望の郷キャンプ場のSNS紹介
管理人さんが、アソビ心のあるSNSを日々発信しています。
是非覗いてみて下さい。
エリカ山荘
同じく小谷村の栂池高原では、宿泊施設【エリカ山荘】を経営されています。
接客、料理を含め口コミも高評価。
【栂池高原スキー場】に訪れる際は、利用してみて下さい。