BBQはもちろんのこと、焚火が好きになると手放せなくなるのが薪や炭をつかむ【火ばさみ】。
「100円ショップの火ばさみじゃ強度に限界を感じる。。」
キャンプの回数を重ねていくうちに、こんな結論に行きつくのは必然かなと思います。
そんな方に、ファミリーキャンパーの我が家が使用する【スノーピーク火ばさみ】をご紹介。
【安全面】【作業性】を含めた満足感は納得の品質。
ストレスなく焚火したいと考えている方には、もってこいな一品だと思います。
レビューが購入の判断材料になれば幸いです。
【筆者の使用履歴】
2021年購入。
10泊以上使用しました。
スペック
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ブランド名 | snow peak |
商品名 | 火ばさみ |
商品型番 | N-020 |
サイズ | W40mm×D405mm×H25 mm |
素材 | 本体:ステンレス グリップ:ビーチ材 |
重量 | 200g |
天下のスノーピークが送り出す、焚火作業用に設計された薪や炭をはさむアイテムです。
定価は約2,000円。
仕様変更はあれど、長らく廃盤にならないロングセラー商品となっています。
持ち手(柄)は大きめで安心感があり
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【筆者の手の大きさ】
・焚火グローブはややゆったりのLサイズ
・細かい作業用ならジャストフィットのMサイズ
筆者のように一般的な手の大きさの男性ならほぼドンピシャ。
細すぎず、太すぎずで握りやすい印象を受けると思います。
なにもない時は、ずーっと持ったまま「カチャカチャ」していたくなるでしょう(自分)。
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【snow peak】のロゴが大きく入っています(片面のみ)。
さらにステンレス部分には、日本人が大好きな【made in Japan】の刻印も。
特別な構造では無いだけに、このあたりでスマートに存在感をアピールしているのでしょう。
なんとなくスノピらしさを感じるデザイン。
木材のやさしい質感が伝わる
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持ち手には、ビーチ材(ブナ材)が使用されています。
手馴染みは良好で、しっとりとした感じ。
チクチクするようなバリもなく、しっかり表面処理が行われている印象です。
安心して素手で掴めると思います。
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固定具であるリベット(丸いぽっち)も緩む気配は無し。
ガッチリ固定されています。
このあたりは、さすが三条の金物屋品質(言ってみたかっただけ)。
子供にも使わせてみた
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8歳の我が子に使用させてみました。
先端のギザギザ形状がうまく機能しているようです。
割と大きな薪でしたが、手の小さな子供でもヒョイと持ち上げることができました。
これなら非力な女性でも使いやすいのではないかと思います。
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ですが口コミでは、【硬め】【力が必要】などの意見も。
これに関しては、強度の低い”ちゃっちい”物と比較している気がしてなりません。
”薪を挟む道具”として考えれば、そこまでネガティブな要素ではないと感じます。
火ばさみのリーチは程よい
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全長は約40cmと一般的な長さが確保されています。
筆者が現在使用しているディスク型の焚火台(DODのビートルくん)なら素手使用しても問題なし。
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「熱っっ!」とならずに焚火台とやりとり可能です。
ただし、スノーピークの焚火台のような”深底型”を使用している方は、炎により近づいてしまう為、焚火グローブを着用した方が安心だと思います。
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もう少し長さが欲しくもないですが、収納性も含めた”取り回し”を考慮すると、このくらいが妥当かな~といった感じ。
火ばさみの硬さ、開き角度が秀逸
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使用して半年。
使い込むほどに、なんとも言えない【安心感】が植え付けられた気がします。
焚火台の中で、メラメラと燃え盛る大きな薪が崩れた時、
「火ばさみ使いたいけど薪が重すぎるかな」とか
「熱でハサミ(トング)がねじれたら危ないしなぁ」
みたいな不安がよぎることありません。
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大きな薪(炭)も躊躇なしで、ガシガシ使っていけるようになりました。
ここまで安心して使用できる理由に”バランスの良さ”を感じます。
☆無負荷時のハサミの開き角度
☆閉じる時の硬さ
☆力を抜いた際の復元力
☆薪を掴んでいる時のホールド感
勝手な想像ですが、かなりの実践テストを積み重ねてこのレシピにたどり着いたのかも。
スノーピークの【プロジェクトX】を垣間見た気がしました(妄想癖)。
このあたりは、実際に使用して感じてもらいたいところ。
100円ショップの火ばさみとの差を圧倒的に感じられると思います。
とにかく安心感がスゴイ。
イロイロ持ち上げてみました
なんだか抽象的な表現ばかりになってしまいました。
ここからは実際の使用感をお伝えする為、イロイロ持ち上げた写真をご紹介します。
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先ずはエンピツ。
先端がギザギザでしっかりホールドできています。
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我が家で無駄に増殖を続ける100円ショップのボール。
余裕です。
邪魔だったので、このままゴミ箱へINしてやりました。
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一見、滑りそうな雰囲気があるコーンの空き缶。
問題なし。
やや清掃ボランティアの雰囲気がでてきましたので切り替えましょう。
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お次は焼き網。
ここでも先端のギザギザ形状がうまく機能しています。
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飯盒も安定して持ち上げ可能。
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ということで特に相性の悪いものは無さそうな結果となりました。
操作性は十分な印象で、キャンプで想定される物は大体心配なさそうです。
一応イケた
ラストはコレ!
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2Lのペットボトルを持ち上げてみました。
できない事はないですが、マジで腕プルプル。。
これに関しては、あくまで強度テストの一環。
「一応イケるよ」程度で捉えておいて下さい。
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このテストの後から、先端の嚙み合わせが悪くなった気がします。
くれぐれもペットボトルは、非推奨でお願いします(苦笑)。
スノーピーク火ばさみの欠点
欠点と言うほどのことでもないのですが、
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柄の部分が次第にドス黒くなります。
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助長している原因はおそらくコレ。
焚火グローブでベタベタ触りまくっているのが悪いようです。
加えてふき取りなどのメンテナンスをしていないので、当たり前なのかもしれません。
変色が気になる方は、グリップが木製ではないものを購入したほうがいいと思います。
収納性の悪い形状はコレで解決
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スノーピークの火ばさみでよく話題に上がるのが収納性の悪さ。
ほっとくと開きっぱなし。
確かにこのままだと不便な気もします。
巷では、100円ショップの商品で代用したり、レザーケースなどを自作したりで対応するのが主流のようです。
でも買うのも作るのも面倒な方いませんか?
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ということで筆者オススメの超合理的な収納方法がコチラ。
焚火ケース(バック)にねじ込みましょう。
この方法なら、火ばさみを閉じた状態で固定しておく【ケース】や【バンド】が必要ないので楽チンです。
(ドヤ顔で紹介するネタではなかった気がしますが、気にしないでおきます)
ですがこれも【ドス黒くなる】原因のひとつ。
自己責任でお願いします。
やるじゃんスノピ
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しなやかさと剛性が絶妙に調和した【スノーピークの火ばさみ】をレビューしました。
【特別なにかがあるわけではないけど、不自由は無し】
シンプルな構造ながら、スノーピークの企画力、OEM先の技術力を感じる一品に仕上がっていると感じました。
もう少し機能的なデメリットを洗い出したかったのですが、目立ったものを見つけられず。
割とべた褒めになってしまった気がします。
使用して感じた”飽きのこない雰囲気”こそが長年廃盤にならずに愛用されている理由なのかもしれません。
普段、このメーカーとは一定の距離をとっている筆者。
ちょっとした”先入観”がありましたが、久々にいいものに出会った気がします。
普段【スノーピーク】を手に取らない方にも一度くらいは、使ってみてほしいなと思います。