☆夜景が文句なし
☆子供と遊べる遊具、広場あり
☆冬キャンプ可能
☆スーパー、お風呂が近い
料金が良心的で、快適に過ごせるキャンプ場が多い富山県。
今回は、眺望に特化した【展望サイト】があるキャンプ場をレポートします。
富山県ではダントツに夜景が素晴らしいキャンプ場だと感じました。
それではご紹介!
【筆者利用月】
11月
閑乗寺(かんじょうじ)公園キャンプ場
東海北陸自動車道の南砺スマートICより約15分。
富山県南砺市の標高300mに位置する高台キャンプ場です。
展望広場も設置されており、砺波平野から富山湾までを一望できるのが魅力。
キャンプ場利用者以外の方も多い、有名観光スポットになっています。
展望広場の眼下は自然に囲まれ、なだらかな芝生斜面が広がります。
元々は、スキー場として運営されていましたが、2013年シーズンを最後に閉鎖。
現在では、キャンプ場、バーベキュー広場、テニスコート、コテージなど様々なアウトドア関連事業を展開しています。
基本情報
場所 | 富山県南砺市 井波外二入会1番地 |
営業期間 | 通年 |
予約方法 | インターネット TEL |
TEL | 0763-82-2565 |
チェックイン | 午前11時 |
チェックアウト | (翌)午前10時 |
区画サイト | 47区画 |
フリーサイト | 50張 |
電源 | 有り(15A) |
トイレ | 洋式あり |
シャワールーム | あり |
直火 | 禁止 |
ゴミ捨て場 | 可燃物有料 |
灰捨て場 | 有り |
ペット同伴 | 可能 |
支払い | 現金 Pay Pay |
キャンセル料金 | 無料 |
花火 | サイト内禁止 指定場所あり |
サイト紹介
☆林間がメインの第一キャンプ場
☆展望が売りの第二キャンプ場
キャンプサイトは、上記の2グループで構成されています。
ロケーションを含め、第一と第二では別のキャンプ場?と感じる程に雰囲気に違いがあるのが特徴です。
目的に合わせたサイト選びを行えるように、サイトの広さや特徴を順にご紹介していきます。
第一キャンプ場
赤松サイト 静か森サイト 小川サイト | 1,500円 (700円) |
ガーデンサイト | 5,000円 (2,500円) |
電源サイト | 無し |
管理棟周辺のサイト群になります。
グループキャンプを含めた【キャンプ】そのものを楽しみたい方向けといえるでしょう。
利用料金は割安ですので、気軽に足を運べるのは嬉しいポイントです。
赤松サイト
赤松サイト1 | 6m×7m |
赤松サイト 2 | 12m×6m |
赤松サイト3 | (A)10m×6m (B)8m×9m (C)10m×10m (D)13m×8m |
赤松サイト 4 | 8m×8m |
赤松サイト 5 | 10m×6m |
赤松サイト 6 | 9m×8m |
赤松サイト 7 | 9m×8m |
赤松サイト 8 | 6m×8m |
赤松サイト 9 | 5m×9m |
赤松サイト 10 | 10m×7m |
赤松サイト 11 | 6m×9m |
赤松サイト 12 | 6m×7m |
赤松サイト 13 | 10m×5m |
赤松サイト 14 | (A)8m×7m (B)15m×6m (C)10m×6m |
赤松サイト 15 | 7m×8m |
赤松サイト 16 | 7m×6m |
第一キャンプ場の中でサイト数が最も多いのが【赤松サイト】です。
広さはとにかくバラバラ。
ソロからファミリーまで幅広く対応できる反面、自分のスタイルにあったサイトを選択する必要があります。
利用人数、テントの大きさ、タープ使用の有無などを考慮して決定しましょう。
炊事場は点在しており、そこまで不自由は感じない印象でした。
ガーデンサイト
赤松サイトの近くに位置するキャンプ場で最も大きいサイト。
広さは、31m×10m。
完全なグループキャンプ向けサイトとなっています。
この日は利用者さんがいた為、写真は割愛いたします。
小川サイト
小川サイト1 | 9m×11m |
小川サイト2 | 9m×10m |
小川サイト3 | 12m×7m |
小川サイト4 | 8m×8m |
小川サイト5 | 10m×6m |
小川サイト6 | 9m×8m |
小川サイト7 | 9m×8m |
小川サイト8 | 6m×8m |
管理棟に最も近く、安心して利用できそうなのが【小川サイト】です。
近くには遊具も備えられており、ファミリーでも過ごしやすいと思います。
子供と一日走り回りたい方にはピッタリでしょう。
ただし道幅が狭く、サイトが満杯の場合は、車両の乗り入れが無理そうです。
予約状況を見ながら決定するのもアリだと思います。
静か森サイト
静か森サイト17 | 6m×6m |
静か森サイト18 | 7m×9m |
静か森サイト19 | 13m×9m |
静か森サイト20 | 6m×7m |
静か森サイト21 | 9m×8m |
赤松サイトのさらに奥。
サイト内まで車両の乗り入れができず、秘密基地的な雰囲気のある【静か森サイト】。
通行ルートを含めて上級者向けな印象です。
他のキャンパーと距離をとりたい方には、もってこいでしょう。
付近に水道は確認できました。
【森の】で続く例の動物が出てきそうな入り口がサイト近くにありました。
訪れた際は、秋真っ先りだったので歩くのは断念。
夏なら安心して散歩が楽しめそうです。
赤松サイトの一部と静か森サイトは、【研修棟】のトイレが最寄りとなります。
和式がメインで老朽化も見られますが、清掃頻度は高そうな印象でした。
第二キャンプ場
杉木立1~6 | 1,500円 (700円) |
展望サイトA | 3,000円 (1,500円) |
展望サイトB~D | 5,000円 (2,500円) |
AC電源 (追加料金) | 500円 |
見晴らしのいい林間部に建設された第二キャンプ場。
先ずは、このキャンプ場イチオシの【展望サイト】をご紹介。
【展望サイト】は、土日、大型連休の予約争いが年々熾烈になっています。
平日以外は、早めの予約(6ヵ月前から可能)が必要になりますので注意して下さい。
展望サイトA(8m×8m)
こじんまりしていることから、他の展望サイトより値段がお安めのAサイト。
サイトの広さは、ツールームテントを設営してピッタリくらいなサイズ感です。
目の前に木があり、若干ロケーションを遮りますが問題ないレベル。
個人的にはコスパがよく悪くないサイトの印象です。
ただし炊事場が目の前なので、目線に困る可能性も。
プライバシーを守る工夫が必要になると思います。
展望サイトB(10m×11m)
こちらは、見晴らし抜群のBサイト。
展望サイトA、B共通で車両横付けができません。
写真の階段を上り降りしながら荷物運搬が必要になります。
ただし距離はないので、そこまで身構えるレベルではないと感じました。
車両の駐車場所は階段を下りたすぐ近くのココ。
ココと言ってもどこ?という感じですがココです(苦笑)。
ねじ込みましょう。
我が家は、Bサイトを利用させていただきました。
【展望サイト】共通ですが、ほぼ草や芝は無く、砂交じりの地面です。
さすが山のキャンプ場。
秋の虫たちが迎えてくれました。
(どいてくれないかな)。
小さなお子さんがいるなら虫かご必須です。
地面の硬さは程よく、ペグの効きは良好でした。
ツールームテントを設営しても、まだまだスペースに余裕あり。
大型タープも一緒に使用できそうな印象でした。
DOD好きの方は、【チーカマスタイル】もいけると思います。
上部の電柱が気になりますが、気にしないでおきましょう。
ちなみにau(楽天モバイル)の電波は、テント内でギリギリでした。
展望サイトC(20m×13m)
ここも眺めは文句なし。
広さも十分で、グループキャンプも可能でしょう。
ですがこの中央の木。。
これも気になりますが、気にしないでおきましょう(笑)。
この文章を書きながら【この木 なんの木 気になる木】を思い出してしまいました。
展望サイトD(22m×14m)
展望サイトDには利用者さんがおられた為、写真は割愛。
展望サイトCのように障害になりそうな木もなく、一番広々した印象です。
グループキャンプならココで間違いないでしょう。
杉木立サイト1~6
杉木立1 | 6m×8m 4m×6m |
杉木立2 | 6m×4m |
杉木立3 | 10m×7m |
杉木立4 | 6m×7m |
杉木立5 | 5m×6m |
杉木立6 | 5m×8m |
【杉木立】の名の通り、杉が生い茂った半砂利サイトといった感じです。
日陰は十分ですので、夏にはいいサイトかもしれません。
追加料金(500円)を支払うことで展望サイトを含め、第二サイト全てで電源の使用が可能です。
必要な方は、事前に電話連絡しておきましょう。
着火剤となる杉も広い放題。
焚火の際は、火事にならないように気を付けて下さい。
杉木立6はロケーションがやや良好
そんな方には、 【杉木立サイトの6番】がいいかもしれません。
設営に工夫をすれば、視界を木で遮られずにロケーションを望める印象でした。
ただし、【展望サイトC】に利用者がいるか否かでも状況が違うのは留意しておいて下さい。
グラウンド(フリーサイト)
一泊 | 1,500円 |
デイキャンプ | 700円 |
サイト指定 | 不可(先着順) |
車両乗り入れ | 不可 |
備え付け台車 | 有り |
第一、第二サイトが全て埋まった場合に開放かれるのが【グラウンド】と呼ばれるフリーサイトです。
2021年現在は、メインシーズンである秋の土日になると大体解放されている印象があります。
料金も格安で悪くはないのですが、サイトから見える夜景はもう一息といったところ。
どちらかというと、地元リピーターの受け皿になっている気がします。
遠方から来られる場合は、妥協せず【展望サイト】を狙うべきだと思います。
グラウンドサイトの最寄りにも炊事場が設置されていました。
管理棟の綺麗なトイレも利用できるので、水回りには難はないかと思います。
展望サイトBからの夜景をご紹介!
それでは文句なしの夜景を少々ご覧下さい。
おそらく富山県内のキャンプ場ではナンバーワンの夜景でしょう。
インスタ映えに熱心な方には堪らないかと。
筆者が利用した【展望サイトB】は、遮蔽物もなく180℃夜景が楽しめると思います。
第二キャンプ場は、夜間もライトがあり安心
第二キャンプ場は、展望広場にあるトイレを利用します。
新しい施設という感じではありませんが、洋式もあり清掃は行き届いていました。
少し歩きますが、夜間のライトアップはバッチリ。
千鳥足の筆者(まぁまぁフラフラw)でも問題ない光量がありました。
しかし流石は元スキー場。
頂上にあるトイレに到着した時点で、心臓はバクバクでした(苦笑)。
キャンプ場の注意点
かなり油断していました。。
何者かに刺されたようです(たぶん蚊)。
訪れた際の最低気温は、10℃前後で上着は羽織っていました。
肌が露出した部分だけ刺されたので、夕方くらいに一瞬現れたのかなと推測されます。
秋でも、虫除け対策は怠らないようにしておきましょう。
管理棟
施設自体に新しい印象がありました。
室内には、綺麗なトイレ、シャワールーム(24時間使用可能)、休憩室も完備されています。
販売品、レンタル品が豊富
手ぶらでキャンプ、BBQしたい方のニーズに答えるように各種の品揃えが豊富です。
食材を用意してくれるプランもあり、キャンプデビューしたい方も不安なく利用できるでしょう。
木炭、OD缶(スノーピーク、コールマン)、CB缶、貼るカイロ、着火剤、スモークチップ、ライター、雨カッパ、割り箸、紙皿、焼き網、焚火の色が変わるヤツ、オリジナルステッカー
テント(スノーピーク)、タープ(スノーピーク、コールマン)、チェア、ランタン、焚火台(コールマン)、グリル、コードリール、薪ストーブ(Ozpig)、クッション、ポータブルガスストーブ (センゴクアラジン)
薪の種類が豊富
筆者が、管理棟で「いいね!」と感じたのはコチラ。
薪や炭、スエーデントーチなどの炎にまつわる販売品がズラリと並びます。
近年のキャンプ事情を理解して、運営されている姿勢が伺え好印象でした。
オンラインでのアンケート調査にも積極的で更なるサービスの展開にも期待が膨らみます。
ということで、必要ないのについつい薪を購入してしまいしました。
一斗缶ってなんかオシャレに感じるのは筆者だけでしょうか?
ゴミ捨てについて
灰捨て場は、各所に点在していますが、可燃物ゴミは有料となります。
可燃物を捨てたい方は、管理棟でゴミ袋(400円/1袋)を購入して下さい。
稀でしょうが、マナーの無い方がおりキャンプ場さんも嘆いています。
キャンプ場が永続していけるように、ゴミ捨てルールはキッチリ守りましょう。
こういうことする方はまたのご来場を謹んでお断りいたします pic.twitter.com/wIB5A7vQ5Q
— 閑乗寺公園キャンプ場 (@kanjoji_camp) July 22, 2021
展望広場
地元の人に限らず観光地としても人気のある展望広場。
日中だけ眺めに来る価値が十分にあると思います。
キャンパー心としては、「展望広場さえもキャンプサイトにして欲しい!」とツイツイ思うばかり(欲張り)。
展望台
展望広場すぐ横には、展望台があります。
展望台入り口には、こんな標識が。
【上で待ち構えている】
【後ろから追い詰められて袋小路になる】
どちらを想定しているのでしょうか(苦笑)。
頂上からの眺めも中々。
夜景デートスポットに良さげです。
休憩施設(カフェ)
冬季期間は閉鎖してしまいますが、展望広場には休憩施設があります。
ここのカフェで美味しいコーヒーを頂くのもオツでしょう。
コテージ、テニスコート
気軽にアウトドアを楽しめるようにコテージが用意されています。
10人用の大型コテージもあり、自由度が高いのが特徴です。
又、テニスコートも完備されており、キャンプついでに子供と汗を流すのも楽しいと思います。
コテージ
チェックイン | 13:00 |
チェックアウト | 翌10:00 |
コテージサイズ | 4名、6名、10名用 それぞれあり |
料金 | 14,000円~ 40,000円 |
テニスコート
1面/1時間 | 平日:300円 土日:500円 |
レンタル | ラケット:100円/本 ボール:100円/個 |
冬キャンプデビュー可能!
【閑乗寺公園キャンプ場】では、条件付きで冬キャンプが可能です。
例年通りの積雪の場合は【第一キャンプ場】がメインになるかと予想されます。
以下に公式HPで公開されている注意点をまとめておきます。
【冬期間の注意点】
・凍結防止のため水道を止める場合があり。ただし管理棟の水道は常時使用可能。
・除雪されるのは第1駐車場まで。キャンプ場内への車両の乗り入れは不可。
・第2キャンプ場への車両の乗り入れはベリーハード(積雪次第)。
・サイトの除雪はセルフサービス。
・積雪状況次第で、希望のサイトを利用できない場合あり。
・電源がご使用できない場合あり。
・展望広場と展望休憩所、当該施設のトイレは冬季閉鎖。
周辺施設
業務スーパー庄川店
買い出しにオススメな業務スーパーです。
生鮮食品は少なめですが、珍しい冷凍商品が販売しておりキャンパー向きな印象でした。
ホームセンター、100円ショップも隣接していますので、このエリアで事足りるでしょう。
柳湯
業務スーパー庄川店のすぐ近く。
サウナもありコスパは良好。
ノスタルジックな雰囲気が好きな方にはいいと思います。
大型コインランドリー マンマチャオ庄川町リプロ店
キャンプ場から5分の大型コインランドリー施設です。
連泊する方にもアクセスよくオススメ。
富山県で夜景キャンプを堪能したいならココ!
☆テントサイトは、県内有数のキャパシティ
☆圧倒的な夜景の【展望サイト】
☆キャンプデビューしやすいサービス内容
☆通年キャンプ可能
初心者から上級者、ペットまでを網羅する広々キャンプ場をレポートしました。
スーパーやお風呂も近く、快適に連泊もしやすい条件が揃っていると感じます。
遠方からこのキャンプ場に来られるなら【展望サイト】一択でしょう。
是非、素敵な夜景を見に来てみて下さい。
おとなり新潟県の夜景キャンプ場も一緒に紹介しておきます。
サイトの広さは並みですが、夜景を展望できるサイト数が多めです。