・利用料金が格安
・薪も格安
・温泉がすぐそこ
不自由を楽しむのがキャンプの醍醐味。
ではあるのですが、このキャンプ場にはあまりその要素が見当たりません。
いい意味でどの条件も平均点を満たしている。
そんな印象を受けました。
周辺施設のアクティビティーなどは求めず、【キャンプ】そのものを楽しみたい方にはいい場所ではないかと思います。
それではご紹介!
【我が家の利用履歴】
春、秋
アクセス
どやまらんど明日(あけび)キャンプ場
場所 | 富山県黒部市宇名月 |
標高 | 224m |
営業期間 | 4月~11月 |
予約方法 | 電話での事前予約 |
チェックイン | 午後13時~ |
トイレ | 和式/洋式 |
リヤカー常備 | 有り |
サイト種類 | 区画 フリーサイト |
電源サイト | 無し |
デイキャンプ | 可能 |
ペット同伴 | 不可 |
直火 | 禁止 |
宿泊料金が格安
区画サイト、フリーサイトの両方とも料金は同じ。
面倒な計算をしなくていいのも助かります。
動物対策が万全
A〇フィールドが全開です。
キャンプ場全周に、高さのある柵が張り巡らされており、サイト内では安全に過ごすことができます。
ここまでしっかりした柵が設置されているキャンプ場は近隣ではありません。
筆者の妻は、このトラップに引っ掛かり、奇声を発しました(無念)。
頭脳はおサル並みだったようで残念でなりません。
季節次第では、柵の向こうに本物のおサルを目撃できるかも。
小さなお子さんがいるなら大喜び必至です。
サイト内に乗り入れ可能
常時横付けはできませんが、荷下ろしと片付けの際に車の乗り入れが可能です。
受付を済ませて、正面の扉を開いたら、ゴールは目前。
ローギアを入れてゆっくりと駆け上がりましょう!
ちなみにこの扉の上部分も電気柵です。
車両通行ルート
車両の通行ルートがやや分かりにくいので補足しておきます。
マップ赤線はゲートとなっており、ロックの解除が必要となります。
動物の侵入を防ぐ為、通行後はゲートを必ず閉止しましょう。
道幅はかなり狭く、車両の行き違いは困難です。
車両を動かす際には、タイミングの見計らいや譲り合いが必要になるでしょう。
サイトの構成
サイトごとに段差がついており、全4グループの構成です。
上段サイト | フリーサイト |
中段サイト | 区画 No.11~18 6m×9m |
下段サイト | 区画 No.1~8 6m×9m |
木立サイト | 区画 A~G 5.5m×7.5m |
下段&中段サイトは、それぞれロープで区切られ、ナンバリングされています。
上段のフリーサイトに区画はありません。
こちらは、サイトがそれぞれ独立している木立サイト(A~G)。
サバティカルアルニカ(ツールームテント)を設営されている方を見かけましたが結構ギリギリ。
どちらかといえば、ソロキャンパー向けなサイズ感。
他と距離を置きたい方にはいいと思います。
全サイト共通ですが、日差しを遮るような遮蔽物がありません。
夏場はタープ持参が必須になるでしょう。
区画サイトの広さ
写真は、中段の区画サイト。
サイトの広さは、6m×9m 。
ツールームテント & 外にテーブル、チェアで程よい感じ。
ドームテント&タープなら問題なし。
これが、狭いなと感じる場合、横並びで二区画利用するのもアリ。
それでも、一泊1,460円ですからね。
イロイロ気にしたくない人は、フリーサイトを選びましょう。
オススメサイトは?
【トイレ、炊事場の近くを希望するなら】
→下段サイト(No.1~8)
※サイト前後の間隔がやや狭いです。混雑時は車の出し入れがキツイと思います。
【車両の出し入れを楽にしたいなら】
→中段サイト(No.11~18)
【広々使いたい】
→フリーサイト(上段)
※春秋は、獣除けの為にラジオが流されている場合があり。音に敏感な方は避けた方がよいでしょう。
筆者は、芝生サイト(中段)がストレスフリーでオススメ。
平日等で混雑していないなら、芝生サイト(下段)を利用するなど使い分けるといいでしょう。
注意点
ブヨ(ブユ)に注意
4月、5月に利用した際に【ブヨ】に刺されました。
どうやら日陰に潜んでいるようです。
お子さんが木陰に入る際は、特に注意しておきましょう。
うじゃうじゃという感じではありませんでしたが、対策しておくと安心です。
カラスが多め
陸地防衛能力の高いキャンプ場ですが、空中はガラ空きです。
黒ずくめの頭脳集団は、常にアナタのゴミ袋を狙っています。
テント内に隠すなど、しっかり管理しましょう。
トイレは清潔
こまめに清掃されているのが伝わってきて好感がもてます。
和式、洋式ともにあり、清潔感は良好。
アルコール消毒も完備しています。
ただし利用できる人数が少なめですので、早めの行動を心がけましょう(苦笑)。
ゴミ捨て場あり
燃やせるゴミ | 生ごみ 紙 布 |
燃やせないゴミ | プラスチック ナイロン ビニール ペットボトル カップ、食品トレイ類 ゴム |
ゴミ出し禁止 (持ち帰り) | 缶 ビン 金アミ アルミホイル ガスボンベ |
近年、分別を守れないキャンパーが増えているようで、公式HPでも注意喚起が行われています。
筆者も同様ですが、気が付かずに分別が必要なゴミを混ぜてしまっている可能性も。
指定のゴミ袋を利用して、ルールをしっかり守りましょう。
手間はかかりますが、ゴミ捨て場が無くなるよりマシだと思います。
薪が格安!
2021年に価格が100円アップ。
それでも格安の領域でしょう。
肥料袋に詰め込まれたバーゲンセール感。
筆者は嫌いではありません。
薪の大きさは、Lサイズの焚火台ならそのまま入る感じ。
量も平均的だと感じました。
通常は500円くらいが相場でしょうから、文句なしのイチオシポイントだと思います。
ピザ窯の設備があり
🔷使用料金 700円(薪、炭3kg付き)
薪や炭がセットになった、お得なピザ窯レンタルプランもラインナップ。
1回の利用で、3~4枚程度ピザが焼けるとのことです。
係の方が案内してくれますので、安心して利用できますよ。
バンガロー、コテージ
バンガロー/1泊 (6人用) | 4,400円 |
バンガロー/日帰り | 2,200円 |
コテージ/1泊 (25人用) | 17,800円 |
コテージ /日帰り | 8,900円 |
遠方から来られる方は、こちらに宿泊してテントサイトでバーベキューなんてのもオツですね。
ついでに薪を購入して、焚火もしちゃいましょう。
子供と遊ぶなら
タイヤでジャンプ!
中段サイト、フリーサイトにそれぞれ遊具用タイヤが設置されています。
こういう単純な遊びほど、子供が一番好きだったりしますよね。
バスケゴール
場内にバスケゴールが設置されています。
ファミリーならバスケボールなどの遊び道具を持参しましょう。
芝スキー場
付近には、グラススキー場が運営されています。
営業日以外でも、事前予約にて営業してくれるそうです。
営業日 | 土、日曜日と祝日、お盆限定 |
営業時間 | 午前9時30分~ 午後4時 |
スキーセット (2時間) | 中学生以下 730円 高校生以上 1,250円 |
スキーセット (4時間) | 中学生以下 1,250円 高校生以上 1,770円 |
マウンテンボードセット (2時間) | 中学生以下 830円 高校生以上 1,350円 |
マウンテンボードセット (4時間) | 中学生以下 1,350円 高校生以上 1,880円 |
秋はトンボがたくさん
このキャンプ場は異常なくらいトンボが多い気がします。
秋に来るなら、虫かごは必須です。
景色がステキ
標高は224m。
高台に位置することから、昼夜問わず素敵な景色を楽しめます。
田園風景、黒部川扇状地、富山湾を見下ろすことができます。
晴天なら能登半島も見え、夕日も綺麗です。
昼間の田園風景とは打って変わって、夜景はとてもロマンチック。
市街からそう遠くない立地で景色を堪能できるのが、どやまランドの魅力だと思います。
桜満開!
いいタイミングで来れました。
春に来ると、こんな景色も見れます。
この時は下段サイト(サイトNo.1)に設営しました。
こんな日は、妻が三割増しで美人に見えます。
。。。
貸し切り温泉がメチャ近い!
キャンプサイトの目の前には、なんと貸し切り風呂があります。
浴槽の広さも十分で、ファミリーに丁度いい印象でした。
ただし予約制なので、あらかじめ検討しておきましょう。
バーデン明日
キャンプ場から車で数分。
宿泊施設も兼ねている本格的な温泉施設です。
開放感のある露天風呂は格別。
是非、利用してみて下さい。
付近には足湯施設も完備。
ちなみに季節次第で、この施設周辺でもおサルさんが見られます。
周辺施設案内
基本的に、国道8号線まで出れば飲食店を含めて網羅できます。
以下に、筆者が利用したお店を記載しておきます。
ローソン入善町船見店
最寄りならココ。
キャンプ場から5分くらいです。
コスモ21
敷地内にホームセンターの【DCMカーマ入善店】もあり、一通り用事を済ませることができます。
スーパーコインランドリー入善店
こちらもコスモ21のすぐ近くです。
まさにコスパ最強キャンプ場!
薪を購入して、焚火を楽しみながらテントで一泊しても1,030円。
利用料金の安さ&動物柵の安心感を考慮すると初心者の方が入門しやすい印象です。
一日中ぼーっとしたいキャンパーなんかにもうってつけかもしれません。
連泊するにも周辺施設の条件が揃っているので安心です。
筆者のオススメ季節は、「春」。
是非、桜のタイミングを見計らって来てみてはいかがでしょうか?