焚火を楽しむ喜びに目覚めると、揺らめく炎の前に常駐したくなる病が高確率で発症します(筆者)。
こうなるとトイレや子供の面倒を見る時以外、ほとんど立ち上がらなくなるものです。
大好きな焚火から離れることもなく、楽しい会話が弾む事間違いなし。
マルチファイアテーブル(旧品)との違いや囲炉裏テーブルならではのメリット、デメリットも併せてレビュー。
購入の判断材料になれば幸いです。
使用回数は40泊以上。
焚火が大好きな4人家族がご紹介します!
マルチファイアテーブルⅡを選んだ理由
囲炉裏テーブルの有名どころはコチラ。
スノーピークの【ジカロテーブル】
コールマンの【ファイヤープレイステーブル】
とても軽量でオシャレ。
どちらを選んでも失敗のない買い物だと思います。
ただ上記のテーブルには一つの共通点があります。
それは、【テーブル単体で使用する設計ではない事】
ということで尾上製作所(ONOE)のマルチファイアテーブルⅡを選択した次第です。
信頼における日本のメーカーで、価格も1万円以下と条件が揃っていたのは大きなポイントでした。
マルチファイアテーブルⅡのスペック
品番 | MT‐8317‐Ⅱ |
材質(本体、足) | 鉄(塗装) |
組み立て時サイズ W×D×H (mm) | (約) 1000×1000×270 |
収納時サイズ W×D×H (mm) | (約) 870×170×100 |
重量 | (約)9kg |
収納バック | 有り (ポリエステル製) |
生産国 | 中国 |
尾上製作所が手掛ける、マルチファイアテーブルⅡは、2021年現在で2代目。
生産は中国ですが、検品に力を入れている雰囲気が伺え、一定の安心感があるメーカーです。
収納バックの内面も補強があり、破れる気配はなさそうです。
マルチファイアテーブル(旧品)からの改良点
実際に使用してみて、これは改善されて正解でしょ!ってポイントをピックアップしました。
ジョイント穴の形状変更
旧品は、丸穴のみでしたが、今回より写真の形状に変更が行われました。
穴に差し込む→スライドさせてロック
これでテーブルの連結が外れにくくなりました。
むしろこの形状ではない無い旧品は、すぐ外れちゃってどーしようもなかった事が容易に推測できます。
足のダブルロック
突起の奥まで押し込むことで、ロックされる構造です。
基本的には、ロック①のみで足が固定されています。
押し込むのが意外と硬いので、足が倒れる可能性は少ないでしょう。
ロック②は安全装置的な役割を担っています。
これをしておけば、足が倒れる心配は無し。
マルチファイアテーブルⅡのメリット
焚火を囲む食卓
焚火×囲炉裏テーブル=団らん
これ以上語る必要がないような。。
写真を見ているだけで、なんとなく”幸せな家族”をイメージできてしまうのが、このテーブルのいいところ。
我が家のように、食事うんぬん抜きにして、団らんの為だけに買っても損はありません。
春、秋なら間違いなく手放せないテーブルになるでしょう。
雑に扱える
コースターなどの、オシャレなものは必要ありません。
激アツのフライパン(26cm)を気兼ねなくON!
(ちょっと”映え”を狙って生ハムもON!)
ほっけが焼けたらすぐにON!
焼き芋も焼けたら次々ON!×2
(某ユーチューバー風)
それでも変形したりしません。
汚れたら水でジャブジャブ。
オシャレな木製テーブルもいいですが、筆者はこの雑さ(無骨感)が好みです。
それそれが自立するので、天日干し乾燥も楽チン。
ファミリーにはちょっぴり安全
囲炉裏スタイルにすれば、小さいお子さんがいる家族でもちょっぴり安心。
直接火に触れられず、つまずいたりした時でも安全柵の役割を担ってくれます。
冬キャンプをする方は、真ん中にストーブを置くのもいいでしょう。
ちなみに夜になると千鳥足になる筆者の安全にも貢献しています(苦笑)。
使用スタイルは自由
レイアウトはとにかく自由!
その日の気分やキャンプサイトに合わせて、お好みのカタチにすることができます。
もちろん、テーブルを単体使用することも可能です。
単体だと、あっちこっち移動しやすいのでファミリーキャンプでも重宝します。
夏なら、焚火台なしの対面スタイルも結構オススメですよ。
この写真は、初夏くらい。
耐熱性なので、季節によって焚火との距離感を自由に調整できるのもうれしいところです。
こちらは、ロケーション重視の横並びスタイル。
景色のよいキャンプ場はこれで決まりです。
もちろん定番の囲炉裏スタイルは、どこでも活躍できます。
とにかく自由が好きな人には、このテーブルがピッタリ。
ちょっとした位置変更にも対応しやすいので、デュオからファミリーキャンプまで幅広い層で活躍してくれます。
マルチファイヤーテーブルⅡのここがイマイチ
重い
「我慢しましょう。アナタが頑丈なテーブルを望んだのですから」
と聞こえてきそうですが、重いです。
重量は約9kgあり、軽い筋トレ器具並み。
運搬時間が長い場合、女性だと重労働になるかもしれません。
足のアソビが気になる
ダブルロックをした状態でも足にアソビがあります。
これが原因でテーブルが倒れた事はありませんが、精神衛生上よろしくありません。
こうゆう構造にしなければならなかったのでしょうか。
一発でバチっと足が決まるといいんですけどね。
しっかり足を広げた状態で、地面にセットすれば問題はありません。
テキトーにセットしてしまう方は気を付けておきましょう。
ストッパーがガバガバになる
このストッパー。
全部ではありませんが、何回か使用してガバガバに。
このネジ穴の形状。。
一般的な工具では、ネジを締めなおす事が出来そうにありません。
どのみちコイツが無くても、使用できるので許しておきます。
ということで、ストッパーの存在価値は不明です(苦笑)。
雑に扱いすぎた。。
写真では、分かりずらいですが連結する穴が少し歪んでしまいました。
ロックしたまま引きずってしまい変形したようです(自分のせい)。
あまりにも無理やり扱うと、さすがにこうなります。
求めやすい価格なのであまり文句はいえませんが、この穴部分だけ補強してくれないかな。
プラ製品は余裕で溶ける
囲炉裏テーブルの性質上仕方のないことですが。。
溶けるんです。
プラ製品や紙製品。
別の容器に入れ替えるか、避難させることになります。
温かい食べ物以外は、このテーブルに置いてもなんのメリットもありません。
キンキンに冷えた飲み物が好きな方は、サイドテーブルを推奨いたします。
サイドテーブルには【マルチスタンドplus】がオススメ!
ということで、オススメしたいサイドテーブルがこちら。
せっかくだからと一緒に購入したオプション品です。
これが思いのほか大活躍!
このように、焚火で溶けてしまう容器を救済してくれています。
囲炉裏テーブルよりも食卓テーブルの役割を果たしているという矛盾(苦笑)
汎用性も高くオススメです。
焚火台のお供でも活躍してくれています。
マルチスタンドplus単体での購入も全然アリ。
マルチファイヤーテーブルⅡまとめ
気になる点はありますが、許容できない範囲の欠点が見受けられません。
気取ったブランドではなく、価格面も良好。
春、秋シーズンならレギュラーメンバーとしての活躍は約束されています。
焚火で暖をとりながら温かい料理を食べて、会話を楽しみましょう。
1万円以下で家族団らんが手に入るなら筆者はお得かなと思います。
2022年1月現在、8,000円弱(送料込み)が最安のようです。