【４０泊使用レビュー】ケルティ（KELTY）フォールディング・クーラー

こんな感じで、クーラーボックス選びに悩んでいませんか？

今回は新たな選択肢として、ハードタイプとソフトタイプのいいとこどりをした新ジャンル【セミハードタイプ】のクーラーボックスをご紹介します。

ケルティのクーラーボックスのいいところは、ざっとこんな感じ。

結論、車載など収納スペースでお困りの方には、選択肢として十分にアリだなと感じる商品でした。

レビューが購入の判断材料になれば幸いです。

スペック

メーカー	KELTY（ケルティ）
商品名	フォールディング・クーラー
サイズ展開	25L・45L
価格 （税抜き）	45L: 14,000円 25L: 12,000円
寸法	45L：52 x 37 x 34cm 25L：37 x 33 x 29cm
本体重量	45L：表記無し 25L：1.6 kg
本体素材	ポリエステルリップストップ （厚み：300D） ポリエステル （厚み：600D）
ライニング	PEVA
保冷素材	ポリエチレンフォーム （厚み：12mm）

上下部分がハード素材、側面はソフト素材の【セミハード】という新ジャンルで販売しています。

スペックで特筆すべきは、なんといってもコンパクトな寸法。

同じ４５Lでもハードタイプより、一回りくらい小さい寸法を実現しています。

収納力は？

45Lタイプを使用する４人家族の我が家。

1泊分の食材はキッチリ収まる印象です。

さらに、収納部分の作りがソフト素材なので”無理やりねじ込む”という動作も容易です。

あと一品なんとか入れたい！を実現してくれるでしょう。

ただし、注意すべきは飲み物。

４人分の缶やペッドボトルやら全てを食材と一緒にINするのは容量的にムリだと思います。

後述していますが、飲み物用のサブクーラーボックスを用意することをオススメいたします。

景色に馴染むカラーリング

「なんとも表現しづらい色使いだな～。。」

と購入当初は思っていましたが、しばらく使っていくうちに「意外と悪くないかも」と考えを改めたのが外観。

テカリの無い生地が醸し出すハンドメイド感が、芝生や山など自然の景色にわりと馴染むことに気が付きました。

ピクニックのお弁当ボックスのような雰囲気と表現すればいいでしょうか、なんとなく女性的な”かわいらしさ”が伝わってきます。

やわらかいテイストが好きな方にはピッタリかも。

持ち手の強度は十分！

メーカーのHPに【許容できる重量】の記載がないので個人的な感想になりますが、持ち手の耐久性は文句なしで合格です。

おおよそ２０ｋｇ以上を収納した状態（ボックスが変形するほどパンパン）で持ち運びを幾度となく繰り返していますが、本体の生地がビリビリッ！と破けてきそうな気配はありません。

糸のほつれはほとんどなし。

縫い目が丁寧に仕上げられている雰囲気があります。

２年近く原型を保っているのは評価に値するでしょう。

使用されている【リップストップ生地】ってなかなかスゴイみたい。

インナー取り外し機能はイイ！

この機能は、筆者のお気に入りポイント。

一般的なクーラーボックスって洗いにくい上に、上蓋が取り外しできず乾燥させるのも一苦労なんですよね。

その点コイツは、マストで汚れる受け面（ライニング）部分のみ取り外すことが可能になっています。

マジックをビリビリ外した後は、水でジャブジャブするだけ。

あとは洗濯ばさみでも使ってベランダに干しておけば終了です。

キャンプ帰りの疲れた体にも優しい設計になっています。

足の高さが絶妙

なぜか底面にもロゴが入っている謎仕様ｗ

そこは置いといて、伝えたいのは足の高さ。

クーラーボックススタンドを使用しない我が家ですが、雨の日でも裏面がそこまでグチャグチャに汚れた記憶はありません。

かさばらない程度で高めに設定された足が、底面の汚れ防止に役立っていると思われます。

”とりあえず付いてるだけの足”みたいなものではないのは確かでしょう。

チャックの品質は良好

ソフト系クーラーボックスの定番であるチャック構造。

この商品の品質は◎です。

幾度となく開閉していますが、嚙み込みは一度もなし。

【YKK】かどうかは定かではありませんが、ハイクオリティを感じさせます。

ただし、45Lタイプの場合は間口が広い為、チャックの開閉がやや煩わしく感じるかもしれません。

ということで、我が家では頻繁に取り出すことの多い飲み物の為に”サブボックス”を用意しています。

こちらは、我が家が愛用するロゴスのソフトクーラーボックス。

（小汚い。。）

やっぱり小さいクーラーボックスは、なにかと便利。

４５Lタイプをメインとして選択するなら、同時にサブのクーラーボックスも検討しておきましょう。

【保冷能力】真夏は１泊が限界

真夏という過酷な環境下で何度か使用してみましたが、どうやっても1泊が限界です。

スーパーで拝借した氷（粒小さ目）は、跡形も無し。

翌朝に保管している食材を触ると、熱はもってないけど冷たくはない印象でした。

保冷能力は”並み”とみて間違いないでしょう。

ただし、ソフトクーラーのジャンル内で比較するなら、上位の性能を有していると推測します。

よく比較の指標になるのが、保冷素材の厚み。

かの有名なロゴスの【ハイパー氷点下クーラー】の保冷素材の厚みは約15mm。

対して、ケルティは約12mmの厚みがあります。

【保冷素材の厚み＝保冷能力】とするなら、ベストセラー商品のスペックに肉薄しているのは間違いなく、一定の安心感はあるといえます。

あくまで”1泊用”と割り切れるかが、このクーラーボックス購入の分かれ目になりそうです。

カップホルダー、テーブル機能は使わなかった

【多機能】というワードに弱かった筆者。

この【カップホルダー＆テーブル機能】も購入動機の一つでした。

が、今では全然使わず。。

なぜかというと、、

いや、その角度ｗ

ソワソワして、ドリンクをまともに楽しめたものではありません。

(使い倒したせいで、変形したのかな。。）

メーカーが、【ドリンクホルダー】ではなく【カップホルダー】と名付けたのには深い意味がありそうですね（苦笑）

ということで、どうしても使用したい場合は、350ｍL缶などの小さな容器をオススメいたします。

やや余談になりますが、他にはこんな不満がありました。

どれもこれも、ちょっと考えればすぐに想像できた気もしますね。。

この機能は、運動会やフェスなどの”荷物をギリギリまで減らしたいシーン”が本来の出番なのかも。

ということでキャンパーの方にはあまり必要ない気がします。

上のフタはふき取りが必要

毎回ではないですが、上フタも適時ふき取り作業が必要です。

この部分もライニング仕様（取り外しして洗えるタイプ）にしてくれればよかったのにと感じます。

構造的にムリっぽい気もしなくもないので、筆者が欲張りすぎなのかもしれません。

折りたたみ機能

折りたためば省スペースになるし、キャンプの帰りは楽チン♪と思っていました。

ですが、一回もこの機能は使用していません。

原因は、この方々。

結局残るんですよね。こうゆうの。

ポン酢やらドレッシングやら背の高い容器。

小さい容器に移して持参すればいいだろ！という声が聞こえてきそうですが、小分けするのも面倒でやっていません。

筆者のようなズボラ家族の場合、同じ状態になることは必須。

我が家で折り畳みするとすれば、自宅のクローゼットに収納する場合くらいになりそうです。

活用できる人には、かなりいい機能であるのは確かだと思います。

試す価値あり。いいとこどりのクーラーボックス！

キャンプはもちろんのこと、BBQ（バーベキュー）や野外フェスなどでも活躍しそうな多機能クーラーボックスをレビューしました。

【大容量＋コンパクト】を実現したセミハードクーラーで、思いのほか使い勝手のいい印象です。

ソフトクーラーの保冷力で妥協できるなら、購入に踏み切っても失敗のない買い物だと思います。

一緒に使用している保冷剤はコチラ。

ロゴスの【氷点下パック】。

４５Ｌクーラーなら【９００ｇタイプ】２枚を敷くとちょうどいい感じです。