かれこれ丸二年。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)の焚火台【ヘキサステンレスファイアグリル M-6500】を使用してきました。
![](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/013a05ba146347eb53d5a3de5f424b2fda19dbd716-1024x768.jpg)
![](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/011619f648bb5029ad2376a93d604c75b6d1708f65-1024x768.jpg)
☆壊れる気配無し
☆焚火もBBQもこれ一台
☆収納はコンパクト
「ずっとこれでいーかな。」
と思っていたんです。
でもいつからでしょう、焚火シートを片付ける度に、ある違和感が拭えなくなっていました。
![](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/01ffecc409f0627253d44cb74ab2e36c93c0bd6e87-1024x768.jpg)
そう、コレです。
【芝生の焦げ】。
思い返せば、かなりの確率でこうなっている事に気が付きました。
芝生が焦げてしまっていた理由は単純。
構造的に高温の部分が地面に近いんです。
![](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/タイトルなし-1024x469.jpg)
これが、 【ヘキサステンレスファイアグリル】最大の欠点。
筆者は、芝生のキャンプ場を利用することが多い為、これは致命的でした。
ということで、議論を重ねた結果、
![alt="DODビートルくん"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/0161f095672a559cbb893f8a0c862c6293259303d8-768x1024.jpg)
DOD(ディーオーディー)のビートルくんを購入するに至りました。
結論になりますが、焚火で芝生を焦がしたくないならビートルくんをオススメします。
芝生サイトで【気持ちよく
、カッコよく】キャンプ場を後にできるいい焚火台でした。
2021年9月に購入。
10回使用したところでのレビューとなります。
焚火台比較
筆者が焚火台購入にあたり悩んだ選択肢をご紹介。
個人的な感想ですが、芝生を焦がす可能性がある構造の焚火台は、割と多いのではないかと感じます。
そこで焚火台の足が比較的に長い(地面から距離をとれる)この三択に絞りました。
ファイアグリル(ユニフレーム)
完全な万能を目指すなら、【ユニフレームのファイアグリル】でしょう。
BBQも焚火もお手の物。
凄くイイのはよくわかるんです。
ただあまりにもベター過ぎて、ワクワク感を見いだせず断念。
ファイヤーディスク(コールマン)
ビートルくんとそこまで遜色のない【コールマンのファイヤーディスク】。
組み立ても簡単で、個人的には全然悪くなかった。
ただし、足の構造に気になるところがあった為、却下しました(後述)。
ビートルくん(DOD)
ということでコチラ。
そこまで人と被らないで、求める条件をクリアできたのは購入のポイントになりました。
色も黒で渋め。
価格は、約1万円。
ちょっと頑張れば購入できる、絶妙な価格設定にしているのは流石DOD。
私の給与が、違和感なく天引きされている気がしてなりません。
DODビートルくんのスペック
![alt="DODビートルくんのディスク"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/0178ae2ea7cd78b687b5825e4ad95d78017195cbd8-2-1024x768.jpg)
参考価格 (税込) | 10,220円 |
サイズ (約) | W62×D62×H92cm |
収納サイズ (約) | 直径52×H8cm |
重量 (付属品含む) | (約)4.8kg |
材質 | スチール |
プレート厚み | 2mm |
静止耐荷重 | 本体:20kg ハンガーポール:3kg |
付属品 | ハンガーポール レッグポール×4本 チェーン×5本 キャリーバッグ |
型式 | DD5-675-BK |
2021年4月出荷分より、特殊塗装が施され、炎が当たっても塗装が剥げにくくなったようです。
筆者がレビューするのも最新仕様になります。
組み立てが簡単
![alt="DODビートルくんのディスクの裏側"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/01b6e95221dec2af8415cbe44609b499ebb0f2a3ff-1024x768.jpg)
袋から取り出し、ディスクの裏返したら、
![alt="DODビートルくんの足"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/0170f1c558ff6215d3694a87874637e57afc25f201-1024x768.jpg)
接続穴の四カ所に足を差し込めば完成。
かなり楽チンです。
![alt="DODビートルくん設営完成"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/014b42edb7e4149e2b291ff5fd127a8f34b9094c10-2-1024x768.jpg)
ぐらつきなく安定させるには、完全に足を開ききるのがポイント。
ややコツが必要ですが、2~3回程度使用すれば慣れるかと思います。
![alt="DODビートルくんのマーク"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/01201b6c8fa1745a91fed9ab05705fe7afd96fb5d6-1024x768.jpg)
この焚火台には、恒例の【ウサギマーク】が無いので、DODを好まない方も使用しやすいかもしれません。
大判ディスクで焚火感が満載!
![alt="DODビートルくんで焚火をしている写真"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/01b78242047e843570388e6f78357824889b256538-1024x768.jpg)
どうですか?
よくないですか?(ニヤニヤ)
薪も炎も全部見えるのはこの焚火台の魅力の一つ。
深底型の焚火台とはまた違ったロマンがあります。
![alt="DODビートルくんに長い木を乗せた写真"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/01c93377527878dbe87b7431060afd4e3358076cab-1024x768.jpg)
ちょっぴり長い木もこの通り。
とりあえず乗っけるだけなら、かなりの包容力がある印象です。
燃料効率は意外と悪くない
![alt="DODビートルくんで焚火をしている写真②"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/0129d0649faa9d15c02b88dfa69a05321ae7699b26-768x1024.jpg)
空気を入れる穴が無く、燃焼効率について当初は懐疑的でした。
しかし実際に使用してみると、特に不都合無し。
ほぼ無風下でしたが、途中で鎮火したりする気配はありませんでした。
![alt="DODビートルくんで焚火をしている写真③"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/0122efb85bc015ff96aa7df2b2a33481cf7cd06740-768x1024.jpg)
中央に向ってくぼんだ形状の為、崩れ落ちた炭や灰をトングでかき集めやすい印象です。
操作していて苦にならず、むしろ心地よい感じ。
炎を操っているという全能感に満たされます。
手入れが簡単
![alt="DODビートルくんのディスクを水洗している写真"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/01f18a248727b134c37eb76f45bde394c65e558266-1024x768.jpg)
使用後は、水でジャブジャブ洗浄。
これ以上のメンテナンスは必要なし。
この雑感(無骨感)が個人的に大好きです。
ファイヤースターターを使いやすい
これは予想外の恩恵でした。
小学生の我が子がハマっている【ファイヤースターター】がとても使用しやすい事に気が付きました。
![](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/11/012f3da4ea69db5bd5cdbbc2d7e4c70551deade419-1024x768.jpg)
コチラは、以前使用していたキャプテンスタッグの【ヘキサステンレスファイアグリル】の着火風景です。
子供が火花を起こそうと力んだ際、受けの網がズレてしまい、何回か仕切り直しになっていました。
![alt="DODビートルくんとファイヤースターター"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/11/012d9c4ecf742b8631248a9baa452d30bb32c2c662-1024x768.jpg)
対してビートルくんの場合は、グラつきのない【安定感】が光ります。
焚火台を変えただけで、見違えるように作業効率が向上。
子供もご満悦でした。
お子さんにファイヤースターターを始めさせたい方は、なおさらビートルくんをオススメ致します。
使用しているファイヤースターターをご紹介。
着火しやすいフェロセリウム製。
持ち手が太く、小学生でも使い勝手抜群です。
調理器具を吊り下げ可能
![alt="DODビートルくんのチェーン"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/01aa6fca1465d2977241135cb44967c7e7a5060a58-1024x768.jpg)
【ビートルくん】の名前の由来になったこのシステム。
北斗〇拳にでてきそうなチェーン(付属品)を使用すればポットなどの器具を吊り下げ可能です。
ハンガーポールの静止耐荷重は3kg。
![alt="DODビートルくんに飯盒を吊り下げている写真"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/01a90eb1616100f996e6202b1283d2696c222273de-1024x768.jpg)
試しに飯盒(5号)を使用してビーフシチューを加熱してみました。
ぐらつきなどの不安な雰囲気は見受けられず。
耐荷重表記は、キッチリ保証されている印象です。
![](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/11/0194eac12f9628db526fb949b7e43a16de4cfa21ec-1024x768.jpg)
ただし、ファミリー向けのデカいダッチオーブンなどは守備範囲外になる可能性があり。
ぶら下げ機能に関しては、過度に期待しすぎないほうがイイでしょう。
焚火台の下に薪を入れやすい
![alt="DODビートルくんの足"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/0170f3fedf2f2671516d9d64a735fe4164a71b877e-1024x768.jpg)
![alt="DODビートルくんの下に薪を入れた写真"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/11/01dd9320f4b5d52eae943d1bf3c8999de6e7f50429-1024x768.jpg)
これですコレ。
筆者はこれをやりたかったんです。
焚火台の足が外側に向いている事で、焚火台の真下に薪を入れ放題。
これは、コールマンの【ファイヤーディスク】ではやりにくいであろうと推測されます。
調子に乗って焚火台の下に薪を入れすぎると、引火する可能性があります(経験者談)。
![alt="DODビートルくんで焚火をしている写真⑤"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/01d69277a8698a4607553325dbf0302e1a39ab7acc-1024x768.jpg)
![](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/タイトルなし11111-1024x469.jpg)
この布陣が完成した時点で、筆者の勝利は確定したも同然。
7時間くらい焚火を楽しんで、翌朝に焚火シートをめくってみると、、
![alt="綺麗な芝生"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/01d94801127e230d836145e5aebc5476abc44ac4f4-1024x768.jpg)
完璧。
芝がニコニコしながらコチラを見ています。
ベリーCOOL俺!
収納袋(ケース)が優秀
![alt="DODビートルくんの収納ケース"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/0148a0f56606389233030d5d8f21892ccfb5f4e70a-2-1024x768.jpg)
タープやテント類の収納袋は、もう一息サイズが欲しい感じのDOD。
ですが、ビートルくんの収納袋は手放しで称賛に値します。
焚火台の重量故か、ここに予算を投じた気配があり。
![alt="DODビートルくんの収納ケース内部"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/019a256df1c7fd37a8605a3eb3c7f639414e5ea985-1024x768.jpg)
こんな感じで、立体構造になっているので自立します。
【収納袋】というより【収納ケース】の表現が正しいかも。
![alt="DODビートルくんの収納ケースの裁縫状態"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/01406f5b2ae1b2e212327b97a2f73162bfbd6ce215-1024x768.jpg)
![alt="DODビートルくんの収納ケースの裁縫状態②"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/018560d8b7255bfdee8910577fe7fe83aa541ad61a-1024x768.jpg)
生地に厚みもあり、縫い目の仕上がりも問題なし。
![](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/11/01b28aaefe42fbfaccad6135052f3de4d5ce548618-1-1024x768.jpg)
空間に余裕があるので、ディスク収納時もギチギチ感はありません。
焚火シート、焚火グローブなどを同時に収納しちゃうのがオススメです。
さらに、チェーンなどは付属の小袋に収納できるので、運搬時のカチャカチャ音は無し。
![alt="DODビートルくんの収納ケースを持ち上げた写真"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/01aa1f92f5584cc925a4b74aef7988a92ce2b8bf2a-1024x768.jpg)
うぅ。。結構重い(腕プルプル)。
焚火台本体がタフなだけに、収納ケースが長期使用に耐えられるか見守っていきたいと思います。
風防がないので風には弱い
![alt="DODビートルくんの焚火写真⑥"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/01fc977e1680db53dc29310b2b6c93e5509a6585d5-1024x768.jpg)
一点だけ注意点を解説。
構造上仕方ありませんが、この焚火台単体では風の影響を受けやすいと思います。
風が強い日は、【焚火をするか否かの判断】が多少シビアになることは承知しておいて下さい。
なんとしても焚火したい方は、風防を持参することをオススメ致します。
バーベキュー(BBQ)には工夫が必要
![alt="DODビートルくんに焼き網を乗せている写真"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/0119470ec56f84d28ca98b1dc8431ab2dda5ac22e8-1024x768.jpg)
できない事は無いんです。
網焼きもこんな感じで。
ただ作業しにくいのは確か。
薪を上手く利用しなければならず、工夫が必要になるでしょう。
ネットを眺めていると自作や他メーカーの五徳使用が目立ちます。
筆者もいいアイテムを見つけたら共有していきます。
![alt="DODビートルくんにメスティンを乗せている写真"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/013b2a3a9ab169dbf66a94f2df235f32bb38f3b8d8-1024x768.jpg)
薪の上にメスティンを乗せてみました。
静止耐荷重は20kg 。
焚火台に安定感があるので、こういう荒々しい使い方はダッチオーブンを含めて何でもイケそうです。
ということで【工夫する】【炎をいじくる】【鑑賞する】などの”愉しむ”をメインとできるかが、この焚火台購入の分かれ目になりそうです。
焚火をする楽しさ、芝生を守る愛に溢れた焚火台
![alt="DODビートルくんの焚火写真⑦"](https://sakecamp.com/wp-content/uploads/2021/10/01f76e947013d071f99f52a5c76c81562f0ee54d50-1024x768.jpg)
「芝生のキャンプ場では焚火はしない」
これくらい意識の高い方がいるのは承知しています。
ただ筆者の場合は、心地よい芝生の上で行う焚火が大好きなのです。
DODがどこまで意図して設計しているかはわかりませんが、素敵な焚火台であることは確か。
普段、このメーカーを選ばない方にも是非検討して欲しい一品だと思います。
ビートルくんの定価は、10,220円(税込み)。
2022年1月現在の最安値は、10,000円弱(税込み、送料込み)となっています。