キャンプギア

【30泊使用レビュー】柔らかさ重視ならバックインベットで決まり!

2022年現在も人気は衰えを知らず、熱狂的な信者を量産し続けるDOD(ディーオーディー)。

それ故か、他メーカーとは一線を画した”奇抜な商品”もあり、廃盤となることもチラホラ。

そんな中、2017年から長らくベストセラーとなっているのが今回レビューする【バックインベット】です。

☆このローコットの特徴はこんな感じになっています。

☆生地の張りは柔らかめ

☆部品は少ない

☆組み立て簡単

☆収納はコンパクト

この記事では、上記の特徴を含めた【いいところ、不満なところ】をお伝えします。

購入の判断材料になれば幸いです。

4人家族のファミリーキャンパーです。

2020年3月にこの商品を購入しました。

30泊以上使用したところでのレビューとなります。

スペック(2022年最新)

カラーブラック/ベージュ
タン/カーキ
参考価格11,950円(税込み)
展開サイズ(約)
W183×D72×H15.5cm
収納サイズ(約)
W51×D16×H12cm
重量(約)2.6kg
材質フレーム:アルミニウム
生地:600Dポリエステル
静止耐荷重120kg
商品内容キャリーバッグ
生地
フレームポール×2
脚部パーツ×4

上記は、2022年の最新版のスペックです。

筆者がレビューするのは、ひとつ前のモデルになります。

ざっと見た感じ、最新版はカラーのラインナップが増えているものの、コット本体のスペックに関しては変更点がなさそうです。

では、なにが違うのか?

おそらくですが、収納バックの改良が、最大の目的だったと推測されます(後述)。

結論、この改良によりバックインベットにほぼ死角がなくなったのではと感じます。

組み立て方法

・2本のポールを生地に挿入

・4本の足を取り付け

初心者「ん?あ~こうね。ハイハイ。楽勝じゃん♪」

というくらい、初めての方でも組み立てしやすい設計になっています。

・部品数が少ない

・組み立ての工程が少ない

そんなこんなで、直感的な操作を可能にしています。

コットのジャンル内でも上位の楽チンさなのは確かでしょう。

【手順①】体重をかけてポールを踏み込む
【手順②】踏み込んだ状態をキープしたまま接続する

指を挟まないように注意!(経験者談)

足の取り付けはこんな感じ。

手順①~②を繰り返すことで完成します。

手順②の踏み込んだ状態のキープには少しコツが必要ですが、男性であれば問題にはなりません。

ちなみに、我が家の8歳男児でも数回のトライで、組み立てられるようになりました。

子供が組み立てている様子を見ている感じ、腕力というより”体重の利用”が肝心な気がします。

非力な方は、慣れるまで少し練習が必要かもしれません。

強度よりも組み立てやすさと軽量感を重視しているのでしょうか?

ポールはやや細めな印象です。

程よい”しなり”のおかげで、組み立てやすい設計になっているのは確かだと思います。

このあたりは好みの分かれるポイントかも。

バックインベットのサイズ感

注)お腹をヘコませています。

【筆者のスペック】

・身長172cm

・体重65kg

・ややなで肩

筆者の体形だと、難なく快適に寝ることができます。

スペースにもまだ余裕がある感じ。

もう少し大きめの方でもイケるかな~といったところです。

筆者の体感になりますが、このコットに向いている体格を記載しておきます。

”キャンプで快適に”ということにフォーカスする場合は、このくらいを目安にしてみて下さい。

バッグインベッドに向いている体格

☆身長175cm以下

☆体重80Kg以下

ただし、収納時のコンパクト性を優先し、快適性を二の次に考えるなら話は別。

身長180cmくらいまで、守備範囲が広がるのは確かです。

使用用途を明確にしておくのが吉となります。

少年A
少女X

言わずもがなですが、女性や子供には広々なサイズ感です。

特に子供にコットを与えておけば、お互いに有意義な時間を過ごせるのは間違いありません(笑)。

バックインベットの寝心地

こちらは、筆者が横向きになった写真。

わりと沈む感じです(わかりにくい汗)。

寝心地については、やわらかい部類だと思います。

我が家では、マットを敷かずに寝袋(シュラフ)のみが基本。

硬くて寝苦しいといった印象がないので、多くの方がマット無しでもイケるんじゃないかな~と推測します。

バイクツーリングなど、マットを積載する余裕のない方を想定して、あえて柔らかく設計したのでしょうか?

だとすれば、なかなか懐が深いですね。

ということで、防寒が必要な季節以外はパッと組み立ててパッと寝ちゃいましょう。

バックインベットの耐久性は?

小汚ない(苦笑)

長らく使用した結論ですが、生地の耐久性は今のところ合格です。

2017年発売当時のレビュー記事では、「生地が破れた⤵」などネガティブな感想が散見されていました。

筆者もそれを見て、購入を戸惑った経緯がありました。

ですが、心配は無用でした。

・親と子供の二人で寝転がる(トータル約100kg)

・勢いよく飛び乗る子供(約35kg)

・コットの端っこに勢いよく飛び乗る子供(約35kg)

わりと雑な扱いの我が家ですが、今のところ”怪しい気配”はありません。

発売から約5年。

こういう”雑な奴ら”に対応するように着実に改良が施されているようです。

静止耐荷重の120kgは、キッチリ保証されているとみて間違いないでしょう。

さらに、細部の作りにも魅力が光ります。

ポール入り口
反対側は、ポールが突き抜けない構造になっている。

コレ、実はけっこう役立つんです。

コットによっては、どちらからでもポールが入る構造の商品があります。

そのタイプだと、ポールが反対側に突き抜け、バランスが悪くなったり、微調整が必要になったりします。

このコットは、そのような無駄な作業が発生しないように設計されています。

こういう細部への気遣いが【ウサギは好きじゃないけどDODが好き】といわれる所以なのかも。

縫い目の仕上がりも丁寧な感じ。

まだまだイケるっぽい。

撥水も良好。

試しに水を掛けてみましたが、撥水もある程度は機能しているようです。

約2年使用したわりには、悪くない印象でした。

収納バックは小さい(過去形)

筆者がバックインベットに感じた唯一の不満がコレ。

小さすぎるンデス。収納バッグが。

ただでさえ時間に追われるキャンプの撤収作業で、収納にひと手間加えなければいけないのは個人的にナンセンス。

DODは発売当時から収納方法をレクチャーしていましたが、この程度のアイテムに予備知識が必要なのは、う~ん(苦笑)と感じます。

・子供にも片付けさせたい

・テキトーにねじ込みたい

こんな方には、苦痛に感じること間違いなし。

ここだけは、なんとかしてほしいポイントでした。

収納バッグが改良された

 バッグインベッドのメインの特徴(オートキャンプが楽になる)
出典:DOD

と、いうことで冒頭で説明した、収納バッグの改良に話が繋がります。

最新版の写真から察するに、収納バックが明らかにサイズアップしています。

加えて、チャックの稼働部分が拡張。

出し入れの間口が大幅に広がった印象です。

これにより、唯一の弱点は克服したとみて間違いないでしょう。

このバッグ欲しい。。

今後、中古品を購入する場合は、この”キツキツ収納バッグ”に遭遇する可能性があるので注意しておくといいでしょう(苦笑)。

ゴツくない人は買う価値アリ!

【快適に使える人】

☆身長175cm以下

☆体重80kg以下(多分)

☆柔らかめが好き

DODの名作【バックインベット】をレビューしました。

本体の耐久性に不安要素は無し。

収納バッグも改良されたことでより魅力が増した印象です。

体格が大きくない×柔らかめが好み

こんな方なら有力候補になるのは確実。

特に、女性の方に使ってみてもらいたい商品に仕上がっていると感じます。

ローコットをお探しの方は、候補に入れてみてはいかがでしょうか。

メーカー参考価格は、11,950円(税込み)。

2022年1月現在、カラーによりますが10,000円前後(送料込み)が最安値となっています。